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冬にキャンピングカーレンタルはあり?暖房・水道・雪道のリアルをレンタル店に取材

2026年8月10日
冬にキャンピングカーレンタルはあり?暖房・水道・雪道のリアルをレンタル店に取材

「冬にキャンピングカーなんて寒くないの?」——結論からいうと、冬は意外とキャンピングカーに適した季節です。

キャンピングカーの多くに搭載されている「FFヒーター」という暖房を使えば、エンジンを切ったまま一晩中車内を暖かく保てます。しかも冬はレンタルの閑散期。人気車両でも予約が取りやすく、スキーや温泉との相性も抜群です。

ただし、冬ならではの注意点もあります。車内の水道設備は凍結防止のため使えないことがほとんどですし、スタッドレスタイヤを標準装着していない店舗もあるため、雪の地域へ行くなら予約前の確認が欠かせません。

この記事では、キャンピングカーマップ掲載のレンタル店への取材をもとに、冬のレンタルで知っておくべきことを全部まとめました。

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FFヒーターとは?冬の車内が暖かい理由

FFヒーターは、車の燃料(ガソリンや軽油)を少しずつ使って車内を暖める暖房装置です。エンジンをかけずに使えるので、アイドリング禁止のキャンプ場や道の駅でも問題ありません。スイッチを押すだけで使えます。

仕組みもシンプルかつ安心です。燃料を燃やした熱で車内の空気を暖めるのですが、燃焼は車外の空気を使い、排気もそのまま車外へ出す構造になっています。つまり排ガスや燃焼したガスが車内に入ってくることは基本的にないため、締め切った車内でもクリーンに使えます。ひとつだけ気をつけたいのが排気口。排気の出口は車外にあるので、雪が降っている間は、積もった雪で排気口が塞がらないようにしましょう。

取材したレンタル店によると、実際の使い勝手はこんな具合です。

  • 燃料の消費はわずか。一晩つけっぱなしでも消費は1〜2リットル程度(車両により異なります)。ただし車の燃料を使うため、燃料切れになるとヒーターも止まります。残量にだけは注意しましょう。
  • 電気もほとんど使わない。電源付きのオートキャンプ場を選ばなくても、一晩問題なく過ごせます。
  • 設定温度になれば自動で弱まるので、つけっぱなしで寝ても大丈夫。むしろ「冬でも暑いくらい」になることがあるほど強力で、温度設定の方法は貸出時に店舗がしっかり説明してくれます。
FFヒーターの操作パネルの例。温度を設定すれば、あとは自動で火力を調整してくれる
FFヒーターの操作パネルの例。温度を設定すれば、あとは自動で火力を調整してくれる

当サイト掲載データ(2026年8月時点・全国1,184台)では、装備情報にFFヒーターの記載がある車両は830台と約7割にのぼります。冬に借りるなら、車両ページの装備欄でFFヒーターの有無をまず確認しましょう。

冬は「水道」が使えない——理由と対処法

冬のレンタルで一番大きな制約がこれです。多くのレンタル店では、冬場は車内の給水・排水設備(シンクの水道など)を使用不可にしています。

キャンピングカーのシンク。冬場は配管やポンプの凍結を防ぐため、使用不可とする店舗が多い
キャンピングカーのシンク。冬場は配管やポンプの凍結を防ぐため、使用不可とする店舗が多い

理由は凍結です。タンクの配管やポンプ内部に残った水が凍ると、設備が破損してしまうおそれがあります。取材した店舗によると、これはレンタルに限った話ではなく、キャンピングカーを自分で所有している人でも冬場は水道を使わない人が多いのだそうです。

とはいえ、実際の旅で困る場面は多くありません。

  • 飲み水・調理用の水はペットボトルで持参する
  • 手や食器はウェットティッシュ・水のいらない洗剤で済ませる
  • 道の駅・RVパーク・入浴施設の水道やトイレを活用する

もともとキャンピングカー旅では車外の施設を使う場面が多いので、「シンクが使えない」こと自体はそれほど不便に感じないはずです。

スタッドレスタイヤは「店舗による」——予約前に必ず確認

ここは冬レンタルで最重要のチェックポイントです。

取材した店舗では12月から3月まで全車両にスタッドレスタイヤ(雪道用タイヤ)を標準装着し、チェーンの貸し出しも行っています。しかし、冬でもスタッドレスタイヤを装着していない店舗もあります。降雪の少ない地域の店舗では、スタッドレスがオプション扱いだったり、そもそも用意がなかったりすることも。

スキーや雪見温泉など積雪地帯への旅行を考えているなら、予約前に「スタッドレスタイヤを装着していますか?」と店舗に確認することを強くおすすめします。チェーンの貸し出しの有無もあわせて聞いておくと安心です。

タイヤチェーンの装着例。チェーンの貸し出しを行っている店舗もある
タイヤチェーンの装着例。チェーンの貸し出しを行っている店舗もある

雪道の運転はどう?——「重さ」は意外と味方になる

「キャンピングカーで雪道なんて怖い」と心配するお客さんは多いそうです。実際のところはどうなのでしょうか。

取材した店舗のオーナーの体感では、スタッドレスを履いたキャンピングカーは、車重が重いぶん雪の上でしっかりグリップしてくれるとのこと。軽い車よりもむしろ安定感があり、滑りづらく感じるそうです。

ただし、注意すべき場面もはっきりしています。

  • 凍結路はやはり危険。重さは制動距離では不利に働きます。スピードは控えめに。
  • わだちや凍った路面のでこぼこでは、車体が大きいぶんガタガタと揺れます。
  • 道路脇の雪の塊に注意。除雪された雪が道路脇に固まり、氷になっていることがあります。そのぶん道幅は普段より狭く、曲がり角では障害物がすぐ近くに。「雪だから乗り越えられるだろう」と無理に通ると、車体を破損してしまいます。

まとめると、雪道そのものよりも「車体の大きさ×雪で狭くなった道」への注意が冬の運転のポイントです。とにかく慎重に、が鉄則です。

冬ならではの楽しみ方——スキーと温泉

スキー場との相性は抜群

スキー場の駐車場とゲレンデが近ければ、キャンピングカーはスキー旅の快適な拠点になります。取材した店舗のオーナー自身が実践しているおすすめの過ごし方がこちら。

朝からスキーをして、お昼はキャンピングカーに戻って昼食をとる。

車内なら足を伸ばせて、スキーブーツも脱げます。混雑したゲレンデのレストランで食べるよりしっかり休憩でき、午後も元気に滑れるというわけです。

スキー圏のレンタル店も充実しています。当サイトには北海道に37店舗をはじめ、山形・長野・群馬など雪国エリアの掲載店舗があります。

温泉×RVパークという選択肢

FFヒーターで車内は暖かいので、冬は温泉めぐりとの相性も抜群です。最近では温泉宿がRVパーク(キャンピングカー用の車中泊スペース)を開設しているケースもあり、車を停めてすぐ宿の温泉に入り、食事も宿でとる——という「いいとこ取り」の旅ができます。冬の日本海側でカニ料理を目当てに走る、なんて楽しみ方も。

冬は予約が取りやすい穴場シーズン

レンタル店にとって冬は閑散期。夏休みやゴールデンウィークには何ヶ月も前に埋まる人気車両でも、冬なら直前でも予約できることが多く、じっくり車両を選べます。

「いつか乗ってみたかった車種を試す」「混雑を避けてのんびり旅をする」には、実は一番向いている季節です。

まとめ:冬のキャンピングカーレンタル チェックリスト

  • FFヒーター搭載車を選ぶ(掲載車両の約7割に記載あり・車両ページの装備欄で確認)
  • 燃料の残量に注意(FFヒーターは車の燃料で動く)
  • 雪が降っている間はFFヒーターの排気口が塞がらないように(排気口は車外にある)
  • 水道は使えない前提で準備(ペットボトルの水・ウェットティッシュ)
  • 積雪地帯へ行くならスタッドレス装着を予約前に確認(チェーン貸出の有無も)
  • 雪道は慎重運転(道路脇の雪塊・凍結路・道幅に注意)

車内は暖かく、予約は取りやすく、スキーも温泉も楽しめる。準備のポイントさえ押さえれば、冬はキャンピングカーデビューにぴったりの季節です。

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この記事は、キャンピングカーマップ掲載のキャンピングカーレンタル店への取材と、当サイト掲載データ(2026年8月時点・全国473店舗・1,184台)をもとに、キャンピングカーマップ編集部が作成しました。

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